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  • 11月11日(木) 外部講師卓話「ロータリー財団月間にあたって」

    ロータリー財団・米山記念奨学副委員長
    藤本 敏廣

    本日の例会はロータリー財団・米山奨学委員会担当の例会ですので、地区ロータリー財団委員長の岩城秀春さんをお招きしまして、卓話を頂こうと思います。岩城委員長様は1976年に札幌南RCに入会以来、地区委員、札幌南RC会長、地区米山奨学委員会委員長を務められ、2001-2002年度に第2510地区のガバナーに就任されました。2007年から地区財団委員長の要職に就かれています。本日は大変お忙しいところを、当クラブにお越しいただき、まことにありがとうございます。岩城委員長様におかれましては、ロータリー財団の意義と近況を報告していただき、我々もさらに認識を深めて、当クラブの目標達成に邁進していきたいと思いますので、よろしくお願いします。

    ちなみに、当クラブは「あなたも100ドル」をスローガンに、財団5000ドル、ポリオプラス1000ドルをクラブ目標において取り組んでいるところですが、まだ達成はしておりません。あらためまして、会員各位にご協力をお願いします。それでは、岩城委員長様、よろしくお願いします。

    国際ロータリー第2510地区 ロータリー財団委員長
    岩城 秀春 パストガバナー

    ただ今、藤本委員長様にご紹介いただきました、札幌南クラブに所属しておりまして、2001年から2002年のガバナーをいたしました岩城でございます。現在、財団委員長は3年ということが1つのルールというかしきたりになっていて、本来であれば去年で終わりということなのです。その時ガバナーから、今財団が移行期にあって、何か非常に分かりにくいというお話がありまして、もう1年やってくれないかということになりました。やった結果、足入れしてしまったので、また3年間やらなくてはいけない羽目になりました。知っていながら断り切れない人の良さとというか、これも皆さんのためであればということもあります。

    財団というのは皆さんも承知だと思いますが、1917年にアーチ・クランフさんという方がいて、アトランタの国際大会においてロータリアンも世界に良い事をしようではないかと提唱されたのが切り口です。そして、1928年の国際大会においてロータリー財団として名付けられました。1928年ですから、皆さんにとっては歴史上のお話だと思いますが、1931年に信託組織となって、1983年にイリノイ州の法律によって非営利財団法人となったわけです。

    ロータリー財団というのは、理念的なもの哲学的なものも含めて考えないと、ただ機械的にお金を出すんだというものではありません。このロータリー財団月間を機会に理念的なものを考えてみたいと思います。

    私たちロータリーアンは、職業奉仕をするということで寄り集まって、ポールハリスが仲間に入ってもらったのが1904年です。その時にやはり職業奉仕をするということだけで良いというものではなく、社会に貢献するということになりました。しかし、社会に貢献するために何をしたら良いのかということで、1つの壁もできました。アーチ・クランフさんは、やはり世界のために良く奉仕しようという考え方でした。今、日本ではポリオは撲滅されましたが、全世界の中ではポリオにより、大変な苦労をされている方もいらっしゃいます。やはり財団はポリオを撲滅しようというのが、一番の動機です。インドあたりを見てみますと、川で顔を洗ったり水を飲んだりしている上の方では排泄が行われているというような、ポリオが出てこないわけがないという社会環境です。そのようなことで考えますと、世界のために良い事をしようということが発想です。それに対し、日本の特殊な米山奨学会がありますが、あれは留学生に対する寄付です。しかし、財団は奨学生ばかりではなく、世界をより良いものにしようという発想です。身近なことを考えますと、米山の方が早いよなという声も聞こえますが、財団はグローバル的な考えですので、その辺の所を間違いのないように理解をしていただきたいと思います。米山では身近な留学生、中国や韓国からの留学生に奨学金を差し上げていてよろしいのですが、財団というのは一歩進んだもう少し大きな考えのもとに奉仕をしようという考え方ですので、どうぞ皆様方のご理解をいただきたいと思います。

    それから、地区としてはやはり財団へ1人100ドルを寄付していただきたいという考えです。また、ポリオへの2億ドルのチャリティーをするというのがありますので、1クラブ1000ドルの寄付を行っていこうということです。この寄付の問題につきましては、73クラブのうち千歳クラブは4位に位置していまして、7436ドルの寄付を頂いています。ポリオについても、1025ドル、年次寄付につきましても6411ドル、1人当たり112ドルです。なお一層のご協力をいただきたいと思います。

    どういう基金があるかといいますと、恒久基金と使途指定の基金があります。大口寄付については1万ドルですので、今では82万円ほどです。また、ポールハリス・ソサエティーにつきましては、毎年1000ドル以上の寄付をするとソサエティーということになります。また、ロータリーカードにつきましてもお持ちであると思いますが、オリコのカードです。

    また、各クラブに積極的にプログラムに参加するというのがあります。教育的なプログラムには国際奨学金というのがあります。また、GSEというのもありまして、スウェーデンのロータリー協力しながら行っています。また前年はマレーシアからの研修生が来たのですが、それもやはり財団のプログラムです。また、人道的なプログラムというのがあり、地区ごとにおこなっています。皆さんが、ここの市に何か奉仕をするために財団としてやろうという場合に、地区ごとに申請しますと、20万円、あるいは30万円という金額がロータリー財団からきます。どうか、このようなプログラムに積極的に参加して頂きたいと思います。

    2010-2011年度の年次寄付につきましては、地区で協力して30万ドルとしました。30万ドルですから、2600万円くらいです。

    また、3,4年前に運用資金としてサブプライムローンに手を出したのですが、損失があって、その金額が4400万ドルとなり、非常に多額の損失が発生しました。実際にはそれは、損をした訳ではなくて評価損です。評価損で4400万ドルを損したということになっているのですが、その点を非常に深く反省して、これからは単一的な投資運用をするのではなくて、多角的に専門家と相談しながら運用しようということになっています。

    今までは、教育的なプログラムを多くやってきたのですが、人道的なプランもしようということになっています。今年度の会長テーマ「地域を育み、大陸をつなぐ」とあるように、ロータリー財団ももう少し地域を活性化させようということで、もう少し人道的なプランにウェイトを置くということになります。2013年から未来の夢計画に移行しようとしているのですが、地域的なプログラムに使っていこうということです。先ほど、世界のためということを申し上げましたが、やはり身近な所を考えて補助金を出そうということです。

    2009-2010年度の実績を申しますと、年次寄付は27万3085ドル、1人当たり約101ドルとなっています。一方、1クラブで1000ドルの目標でしたが、40クラブが達成し31クラブが未達成でした。いやな話ですが、全然寄付しなかったクラブが3クラブありました。1番は札幌RC、2番は札幌東RC、3番目は書いていないのですが札幌南RCです。また、1人当たりの高額クラブは苫小牧北RCで296ドルでした。

    未来の夢の計画ですが、財団の使命に沿ってプログラムを簡素化する、世界の主要なニーズに取り組むことにより最大の成果が期待されるものを考えたこと、ロータリアンの奉仕活動に焦点を絞る、世界の目標と地元の目標を果たすためのプログラムを提供する、意思決定をさらに地区に移行することにより、地区レベルとクラブレベルでロータリー財団が自分たちのものであるとの自覚を持つ、というくくり方になっています。ただし、私たちのところには手続き的なものはまだ来ていません。11月24日にセミナーがありますので、その際に触れられるのかと思います。

    皆さんには、財団に対するご理解とご協力をいただきたいと思います。1人100ドル、8200円程度出していただければ奉仕活動ができますので、財団に一層のご協力をお願いします。

    謝辞
    会長 佐々木 金治郎

    岩城パストガバナーから、懇切丁寧な卓話をいただきまして、大変ご苦労されていることが分かり、私たちのクラブとしてもご協力していかなければいけないと思います。岩城パストガバナーのお話を、当クラブの会員の皆様がご理解いただき、私たちの財団委員長の面目が立つようにご協力のほどをお願いします。