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  • 3月17日(木) 会員卓話 - 東日本大震災への対応について

    クラブ会報・広報・雑誌・IC委員長
    尾崎 伊智朗

    先ほど、佐々木会長や、佐藤幹事からもお話がありましたように、4月1日付の人事異動により本店企画部へ異動することになりました。千歳に勤務していたこの3年間、千歳ロータリークラブの皆さま、そして千歳プロバスクラブの皆さまには、公私共に大変お世話になりました。

    ここ千歳という、北海道の中でも活気のある町で3年間仕事をいたしまして、非常に充実した3年間を過ごすことが出来ました。また、ここにおいでの皆様方をはじめ、いろいろな方と出会うことが出来て、いろいろご指導を受けて勉強になったとともに、楽しい時間を過ごすことができました。

    また、千歳には家族を連れて住んでいたのですが、妻も多くの新しい友人がこの千歳で出来ました。子どもたちも、こちらに来る前は、始めての転校、転園ということもあり、多少不安だったのですが、こちらへ来てみると、これも千歳の土地柄なのでしょうか、外から来た転校生でも非常に溶け込みやすい雰囲気の中で、友達もたくさんできて、活き活きと生活していました。また、ロータリーのクリスマスパーティーは、子どもたちにとって大変楽しい思い出となりました。このように、千歳は私にとってもまた家族にとっても、第2の故郷になったように感じております。

    今回千歳を離れるにあたり、皆さまからお別れの機会をということで、いろいろなお話をいただきました。しかしながら、後ほど詳しくお話させていただきますが、11日に発生した東北地方での地震により現地では大変な被害が発生しており、当社も全力を挙げて、被災地の支援に努力しています。ここ千歳支社からも地震の発生した翌日未明に2名の社員が現地に向けて出発し、現地での復旧活動に当たっています。そのような中で、残っている我々といたしましても、復旧活動に当たっている社員の後方支援活動を行うとともに、今後の支援活動に向けての準備を行っているところです。従いまして、異動までの残りの日々は、最後まで職務を全うすることを最優先にして、全ての懇親行事をお断りしている状況です。千歳ロータリークラブの皆様をはじめ、3年間お世話になりました千歳の皆さまに、最後に十分なご挨拶をできないのことを、非常に残念に思っています。中でも、大澤会員、五十嵐会員、宮本会員、浅利会員には、バンドの練習にも付き合っていただき、お別れ会の場所まで用意して下さっていたにも関わらず、結果的にお断りしましたことは、非常に申し訳ありませんでした。何卒、事情をご理解の上、ご容赦願いたいと思います。

    さて、お話しました、震災の被災地への支援についてですが、昨日16日の時点で、東北地方へは千歳からの2名を含めた49名の社員、および69名の工事会社社員が応援で入っており、現地での配電線路の巡視および改修作業を実施しております。千歳からの2名は12日の未明に千歳を出発し、途中高速道路などを使って函館まで到着しました。まだその頃は、北海道南部にも大津波警報が発令している最中であり、海岸部を避けながら何とか函館までたどり着いたそうです。そして、フェリーの再開を待って、13日の未明に函館を出発し青森入り、その後は緊急車両のみ通行を許されていた高速道路を使って宮城県に入りました。我々の応援部隊が、工事を行っていたのは、海岸から離れた山間地であり、津波の被害は無かった所だったのですが、それでも地震による設備の被害が多数あったようです。そこで、当社の応援部隊が一帯の作業を任され、配電線路の点検を行い、補修が必要な箇所はその場で仮補修などを行ってきたそうです。このような作業を続けた結果、東北電力管内では明日18日にはほぼ停電が解消される見通しとの報道がありました。しかしながら、皆さんも報道でご覧になったように、津波により壊滅的な被害を受けたところがまだたくさんあり、そのような場所ではまだ工事の目途が全く立たない状態だそうです。また、こちらから千歳支社の発電機車を含めて、東北地方には14台の移動発電機車を持っていったのですが、現地で発電機を運転するための燃料調達に苦労していると聞いています。

    また、東京電力管内にも、25名の社員、および56名の工事会社社員が応援にいっています。そのうち、原子力技術者は福島県での避難住民への放射線計測業務に協力しています。また、その他の社員は、東京電力から要請のあった移動発電機車を現地へ移送中です。

    そして、本州方面での電力不足を支援するために、13日から北海道と本州を結ぶ海底ケーブルを通して、ケーブルの最大容量である60万kWの電力を本州へ送り続けています。60万kWというと大きな発電所1基分くらいの容量にあたります。この電力融通に関しまして、ここ数日、お客さまから、本州へ電力を送るために北海道でも節電をする必要があるのかというお問い合わせが増えています。現在でも、北海道からは本州とを結ぶケーブルの容量の上限である60万kWを送っていますので、皆様に節電していただいても、残念ながら本州へ送る電気の量が増えるということにはなりません。ですから、今後も当社から皆さまに強制的な停電をお願いするようなことはありません。しかしながら、被災地では、暖房のための灯油や、輸送のためのガソリン、軽油などが極端に不足しています。従いまして、この北海道にいる私たちも省エネを行い、燃料や物資が届くのを待ちわびている被災地へ回る分を少しでも増やすために、当社としてもお客さまに節電をはじめとした省エネをお願いしております。

    それでは、最後になりますが、千歳ロータリークラブそして千歳プロバスクラブの益々のご発展をお祈りいたしまして、私からの最後のご挨拶とさせていただきます。3年間、どうもありがとうございました。

     

    SAA・プログラム副委員長
    宮本 伸司

    今回の震災で、幸い北海道では大きな被害はありませんでしたが、東北は大変な状況となっております。都市ガスの状況ですとか、復興の状況についてお話しさせていただきたいと思います。

    今回、千歳では震度4と北海道の中では一番震度が大きかったのですが、地震の直後に主要な設備を点検したのですが、異常はありませんでした。道内のガス事業者では、釧路ですとか、私どもの支店である函館では津波が来ました。函館では、駅の近くにある摩周丸の観光施設が水につかったものですから、ガスの供給を止めたのですが、これ以外には被害はありませんでした。

    今回の震源となった東北、関東地区では、16のガス事業者で46万件のガスの供給がストップしました。昨日の時点でも、44万件が止まっている状況です。中でも、一番被害を受けましたのが、件数でいうと仙台市の市営都市ガスなのですが、お客様36万件弱全てが停止している状況です。

    ガスの導管は、阪神淡路大震災以降、ガス事業者がポリエチレン管などに取り換えておりますので、ガスの導管の被害は過去に比べて少なくなっているのですが、今回仙台では液化天然ガスを受け入れている工場が津波で被害を受けたそうです。管自体は丈夫に作っているのですが、それ以外の計装の機会ですとか、LNGの受け入れ・出荷設備が津波で被害を受けたと聞いています。

    地震の時のガスの対応ですが、ガス漏れなどが起きた時はガスを大元で止めるのですが、その後に一軒、一軒お客様を回ってガスの元栓を閉めさせていただきます。そして、ガス管や施設を直してから改めて伺って、ガス一軒、一軒開けていくという、人海戦術で行っています。今回は、大元の製造設備が被害を受けたことから、業界としての応援は日本ガス協会という業界団体を中心とした先遣隊が調査を行って復旧計画を立てていますが、人を受け入れるのもままならないような状況だと聞いています。従って、もう少し時間をおいてからだと思いますが、ガス協会からの要請に応じて各ガス事業者から派遣を出すということになると思います。しかしながら、それがいつごろになるかはまだ分からないという状況です。

     

    出席・資料管理委員長
    沼田 常好

    LPガスは災害に強いと言われています。ラインではなく戸別に付いていますから、阪神・淡路大震災の時もすぐに復旧することができました。ただ、今回の東日本の災害においては、津波の被害が大きく、津波の中でLPガスのボンベがプカプカ浮いている光景を皆さんも見たかと思います。ああいう状況ではいくら災害に強いと言っても、なかなかあのような津波には勝てないのかなと思います。私たちの業界でも、あちらに営業所や支店を持っている問屋さんがいますので、いち早く応援を行っているようですが、営業所なども流されているという状況もあるそうです。

    また、灯油やガソリンについては、メーカーによって対応が違っているようです。あるメーカーは全く機能していない状況です。北海道で機能しているのは今1社で、そこがフル生産している状況です。普通であれば、前の日に言えば次の日には各スタンドに入るのですが、今は2、3日待っていただきたいと言われるのが現実です。昨日、やっと船が入ったということも聞いていますので、状況は良くなっていくと思います。ただ、日本の経済状況などにより、これまでずっと精製能力を絞ってきたものですから、その状況からフル生産に入るのも簡単ではないということも聞いています。灯油に関しても非常に厳しい状況に入りそうです。ただ、各販売店も在庫を持っていて、それなりの対応をしていくことになりますので、焦る必要はありませんし、買いだめなどをする必要もないと思いますで、安心していただきたいと思います。

     

    ロータリー財団・米山記念奨学副委員長
    藤本 敏廣

    阪神・淡路大震災に対しては、我々の業界は全国的な組織である全国管工事組合、そして北海道管工事組合、千歳管工事組合という組織の要請に基づいて、我々が現地に入って復旧工事を行ってきました。ただ、今回の様子を見てみますと、避難している人が灯油が無い、食べ物が無いという状況です。阪神・淡路の時もそうだったのですが、いろいろな規制が出来て道路がふさがっているので、食べ物やプロパンなどは今は人が運んで行くしかないでしょう。阪神・淡路の時は、我々は大阪に泊って阪神地区に通っていたのですが、交通の便が非常に悪かったでした。また、今回は原発の関係もありますので、規制で行けないところもあります。いろいろ法律はあるのでしょうが、実際に災害を受けて人のためには、現地に入っている人が柔軟に指示をしていかなくてはいけないと思います。避難所に入っても、亡くなる人が何人も出ていて、非常に残念に思います。

    これから、要請が来ると思いますが、今までとは全然違う状況になると思います。あそこに水道を通すといっても、今は浄水場そのものが無くなっているような状況です。奥尻にも行きましたが、今回の被害は桁違いだと思います。ただ、要請が来れば我々も出来るだけ協力したいと思っています。

     

    クラブ会報・広報・雑誌・IC副委員長
    五十嵐 桂一

    千歳市としての対応をお話ししたいと思います。市営住宅については、16戸を開放することにしています。また、雇用促進住宅を開放できるかどうか現在調整中です。そして、まだ被災者の受け入れに関して、児童・生徒の学校での受け入れが可能かを調べています。今後、早い時期に千歳市でも何名かを受け入れることになると御思いますので、その時には皆さまのご協力をお願いしたいと思います。