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  • 7月30日(木) クラブ会報・広報・雑誌・IC委員会卓話

    紹介:クラブ会報・広報・雑誌・IC委員会 山中 正一 委員長

     

    クラブ会報・雑誌委員長

     

    本日の卓話は、年一度のクラブ会報・広報・雑誌・IC委員会担当の卓話です。

     

    この会員卓話は、当委員会の委員であります北海道ガス株式会社千歳支店長であります高橋憲司委員に受けていだだきました。プロフィール等は皆様ご存知だと思いますので割愛させていただき、卓話中趣味のある話など出るかもしれません。ご期待ください。今回卓話のテーマは「昨今のエネルギー・環境政策の動向 2015」です。それでは よろしくお願いします。

     

     

     

    ・会員卓話 「昨今のエネルギー・環境政策の動向 2015」

    北海道ガス株式会社 千歳支社 支社長 高橋 憲司様

     

    高橋憲司委員 RC卓話 エネルギー動向 2015.07.30 提出用_ページ_01

     

    皆さん、こんにちは 北海道ガス株式会社 千歳支店 支店長を務めています 高橋 憲司 です。今日は「昨今のエネルギー・環境政策の動向 2015」と題しまして卓話をさせていただける機会を設けていただきありがとうございます。濃縮した内容ですので、皆さんが興味を持つていただけるように心がけて卓話をさせていただきます。よろしくお願いします。

     

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    本日の内容ですが、まずエネルギーについて全体的こと、次に天然ガスが国際的にどういう位置付けになっているか、3番目には、我々が住む北海道として、天然ガスがどのような形になっているか、最後に「ガスで発電しましょう」という話をさせていただきます。

     

    第1章  日本のエネルギー政策について、何が議論されているかについてです。

     

    まずは日本のエネルギーの現状ですが、日本のエネルギー自給率は世界の主要国と比べその値は非常に低く、日本のエネルギー自給率は約4%強です。その内訳は、天然ガス14.8%、石油3.2%、廃棄物等33.0%、水力発電32.6%、地熱・太陽光等が16.3%となっています。次に、日本の一次エネルギー供給構造や日本の電源構成ですが、第1次オイルショック、湾岸戦争時、震災直前、震災後、において著しく変わっております。

     

     

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    (スライドを参照ください)

     

    次に、今後の日本の長期的なエネルギー展望ですが、原発はどうなるのか、温暖化対策は、再生エネルギーの位置づけは、等々、将来の国の根幹となるエネルギー政策をまとめたエネルギー基本計画が平成2014年4月閣議決定されています。2015年6月には2030年時点の日本の望ましい一次エネルギー構成と電源構成案が固められました。結論としては、原子力、石炭、石油、再生可能エネルギー、天然ガスをベストミックスさせていくことが国の考え方です。

     

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    (スライドを参照ください)

     

     

    次に電力・ガスの自由化についてです。2013年11月改正電気事業法が成立し2016年度から電力小売全面自由化となります。またガスも2017年度から全面自由化となり、エネルギー業界の垣根を越えた 競争時代が到来したといえます。北ガスも来年4月より一般家庭向けに電力販売を開始いたします。

     

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    (スライドを参照ください)

     

    第2章 天然ガスと国際状況についてです。

     

    天然ガスの特徴は化石燃料の中で一番負荷が少ないクリーンなエネルギーです。 CO2の排出量は石油の約7割、窒素酸化物は石油の約6割、硫黄酸化物は一切出しません。更には、ロシア、アメリカ、オーストラリアなど世界に広く分布し埋蔵量が豊富です。そして、気体燃料なので燃焼性がよく、燃焼制御性も良いので省エネ運転が図られます。また、 LNGという言葉をよく耳にすると思いますが、これは天然ガスを液化したものです。液化することによって体積が600分の1に減るため輸送性に優れています。世界の天然ガスの取引量はパイプラインの方が7割、液化天然ガスは3割です。

     

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    (スライドを参照ください)

     

     

    天然ガスにはシェールガスというものもあります。天然ガスは在来型ガス田から産出されるものがほとんどですが、シェールガスは非在来型の天然ガスと呼ばれています。非在来型の天然ガスにはシェールガス、コールベットメタン、タイトガスなど技術革新によって新たな資源が発見、生産されています。雑誌等でも言われているように世界の非在来型天然ガスの全埋蔵量を回収出来れば、世界の200年~250年分以上の需要を賄えるといわれ、劇的に世界のエネルギー情勢が変わるといわれています。

     

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    (スライドを参照ください)

     

    次にロシアの資源外交についてです。

     

    プーチン大統領は強力に資源外交を進めています。天然ガス、油を含めて極東地域に集中し、ロシア極東地域の経済発展、天然ガス輸出先の拡充を目的にシベリア、サハリンのガス資源を長距離パイプラインで沿岸部に輸送し国際パイプラインまたはLNGとして輸出拡大を計画しています。

     

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    (スライドを参照ください)

     

    第3章 北海道の天然ガス基礎講座

     

    北海道には10の都市ガス事業者があります。その拠点にどのような形でLNGを供給しているかといいますと、石狩の基地からパイプラインやローリー、勇払から JR貨物を使って輸送しています。函館は、石狩から内航船で輸送、石油資源開発㈱にも 供給していますが、内航船で勇払へ輸送しています。石狩には巨大なLNGタンクを有するLNG基地があります。現在、2号タンクを建設中で2016年9月に運転開始予定です。北海道の将来にわたる天然ガス需要増にも万全な体制です。まだ基地をご覧になられていない方は是非一度、石狩LNG基地をご見学ください。

     

     

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    (スライドを参照ください)

     

     

    第4章  ガスマイホーム発電について

     

     

    現在、家庭用発電システムとして、商用化されているのは太陽光発電、ガス発電、風力発電等があります。ガスマイホーム発電は、家庭で天然ガスから電気を作り、発生した熱を給湯や暖房に利用するエネルギー有効活用の仕組みです。エネファーム(商標)は燃料電池を使い年間で電気代約60%をカット、コレモ(商標)は年間の電気代約40%をカットし、電気代削減に大きく貢献します。オール電化を100とした場合の1件当たりの電気使用量はコレモは93%の節電、エネファームでは95%の節電が出来ます。

     

     

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    (スライドを参照ください)

     

     

    第5章 趣味の話

     

     

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    最後は高橋委員の趣味の話で盛り上がりました。専門的な話もありましたが、具体的内容から、最後は纏めていただきわかりやすく語っていただきました。