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  • 10月15日(木) 会長挨拶

    会長挨拶(会長代理 大西 信也 副会長)

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    本日は、米山奨学生 金 鑫 (キンシン)さん、ようこそいらっしゃいました。あとで卓話よろしくお願い致します。

     

    10月4日岩見沢市で行われました地区大会に出席していただいた会員の皆様お疲れ様でした。本日、沼田会長は所用のため欠席しております。副会長の任務でありまする会長代行を私が務めさせていただきます。

     

    地区大会での記念講演での基調講演は岩見沢出身の外交ジャーナリストの手嶋龍一さんでしたが、北方領土の問題についてのお話が記憶に残りました。懇親会では、バンケッターやかわいいお姉さんがエプロンをつけて動き回っておりました。料理とおもてなしが良かったと思いました。地区大会での表彰における永年出席100%会員表彰がありますが、沼田会長のいる時に行いたいと思います。

     

    今月8日の丸駒温泉夜間移動例会では台風の接近で大荒れでした。丸駒温泉旅館にたどり着けるか本当に不安になりました。道路には、倒木があったり、トラックが横転していたりと皆さんやっとの思いでたどり着き、20時30分頃より例会が始まりました。親睦活動委員会の皆様の素晴らしい企画で楽しい出し物がありました。また二次会ではカラオケルームで歌や踊りで大いに楽しませていただきました。親睦活動委員会の皆さんありがとうございました。特に記憶に残る丸駒温泉夜間移動例会でした。また、この日は24名の方が宿泊されました。

     

    10月5日にノーベル医学生理学賞を北里大学特別栄誉教授の「大村智さん」が受賞しました。私立大学からの受賞というのも素晴らしいことです。もっと素晴らしいのは私の母校ということです。一躍、北里大学も有名になり、個人的に嬉しいです。北里大学は理系の総合大学で医学部、獣医学部、薬学部、医療衛生学部、海洋生命科学部、看護学部、理学部などがあります。北里柴三郎先生が北里研究所を作られ、その流れから、北里大学が作られました。北里先生は破傷風菌の純粋培養に成功され日本の細菌学の父といわれております。

    私が北里大学に入ったとき初めて教わったのが破傷風菌の形です。これは、特徴的な形をしていて「ドラムスティック」と言います。簡単にいいますとマッチ棒の形です。これは大学の校章にも使われております。破傷風菌は、昔からあり、嫌気性桿菌で、古い釘を踏んだりすると発症して手足の硬直、開口障害などの神経症状を発症して最終的には呼吸不全で死亡する恐ろしい病気です。北里先生は破傷風菌の純粋培養に成功されたことにより、抗培素(抗体)を発見して結成治療で治療することができるようになりました。

     

    北里先生は第1回のノーベル医学生理学賞の候補でしたが、受賞を逃しました。大村先生の今回の受賞で、「1世紀越しの悲願が果たされた」と新聞に書いてありました。大村先生の受賞理由は1974年に静岡県伊東市のゴルフ場の近くで採った土に含まれていた菌から出来た家畜用の抗寄生虫薬「イベルメクチン」の開発です。この開発で得た特許料などで200億円以上を北田等研究所に譲り、1989年埼玉県北本市に来た北里研究所の附属病院を建設したそうです。

    この薬は私もよく、犬や猫の治療に使っております。日本人が発見したのは知っていましたが、大村先生が発見したとは知りませんでした。この薬は動物の腸管に寄生する線虫類の全てに良く効きます。また、皮膚に強い痒みを起す疥蘚などのダニにもよく聞きます。当初は動物薬でしたが、人でも効果があるのが判明してアフリカや中南米などの熱帯地方で流行して患者の2割が失明するといわれる「河川盲目症(オンコセルカ症)」の治療に使われるようになり、年間3億人に使われ患者を失明から救っているようです。河川盲目症はブユという虫が媒介して体内にフイラリア線虫の幼虫が入り込む病気です。

     

    10月7日にノーベル物理学賞を東京大学宇宙線研究所長の梶田隆章教授が受賞されました。自然科学系のノーベル賞受賞者の2000年以降の受賞者数を国籍別で見てみると、アメリカに次いで2位だそうです。しかし、今後も受賞が続くとは限らないそうです。これまで受賞した研究者の成果は、30代から40代前半という比較的若い時代に挙げたものが多く、近年は若年研究者を取り巻く環境は厳しくなっているからだと新聞に書いてありました。

    以上で挨拶とさせていただきます。ご清聴ありがとうございました。