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  • 1月21日(木) 会長挨拶

    沼田 常好 会長

     

    会長挨拶

     

    皆さん、こんばんは。先般、「ANAの口ぐせ」という本を空港で見かけたので読ませていただきました。今日はこの一端を御披露したいと思います。

     

    ANAグループには、3万人の社員一人ひとりが、日々何気なく使う言葉、いわゆる「口ぐせ」があります。「あれっ、大丈夫?」「自分以外は、みなお客様」「小さいことほど丁寧に、当たり前のことほど真剣に」です。これらの言葉は、ANA各部署、職種を問わず仕事の「現場」で交わされています。これはANAグループで受け継がれている「おせっかい文化」であるとの事です。

     

    「チームANA」として成果を求めて競争させたはずが、社員の孤独感が深まり数字につながらないという声をよく聞きました。経済が右肩上がりで成長していた時代は「ワンマン社長」や「天才社員」「カリスマ営業マン」が居る企業が最強だったかも知れませんが、先の見えない経済状況、刻々と変わる現在では、昨日役立った能力や仕事の仕方が今日も上手くいくとは限らない。みんなの知恵を集めて成果を出す「チーム戦」でないと生き残れない時代が来ているのです。

     

    2001年に米国で同時多発テロが起き、ANAをはじめ航空各社は空と飛行機への不安などから顧客が減り、経営危機に立たされたそうです。競合各社は経営統合や人材のリストラによる再建策を立てたそうですが、ANAは「顧客満足の追求」を掲げ、それを支えたのはANAの社風に育てられた社員であり、その「人財力」があったからこそ経営のV字回復を成し遂げたそうです。

     

    そこにこういう言葉が書かれていました。たった一言の「おせっかい」を加えるだけで、お客様との距離が縮まります。たった一言の「雑談」がきっかけで人間関係が良くなります。たった一言の「基本」を徹底する事で、仕事の成果が上がります。この一言が全ての事に当てはまるかは分かりませんが、御披露させていただきました。

     

    現在、私の業界は本年4月より電力の自由化、来年度は、都市ガスの自由化が始まり、エネルギー業界も激動の時代に入ります。「ANAの口ぐせ」ですが非常に参考になりました。それでは、本日の例会、よろしくお願い致します。