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  • 1月19日(木) 職業奉仕委員会卓話

    ◇職業奉仕委員会 斉藤 えみこ 委員長

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    こんにちは、職業奉仕委員会の斉藤です。本日の卓話では、千歳RC会員お二人から「職場ではどんな職業奉仕をしていますか?」という事を座談会形式で話をお伺いしたいと思います。

     

    お一人目は、丸駒温泉株式会社 佐々木義朗社長です。お二人目は、キリングループロジスティックス株式会社北海道支社 野寄豊文支社長です。本日は限られた時間ですが、どうぞよろしくお願いいたします。

     

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    Q:お二人とも、ロータリーに入って1年位になりますが、感想をお願いします。

     

    ◇佐々木 義朗 会員

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    ロータリーに入ってちょうど1年経ちました。最初の内は慣れるまでに時間がかかりまして、未だ慣れてはいないところがあります。

    私の父親がロータリークラブに入っていましたけれども、父親がいつも木曜日になると、どんな行事があっても出来る限り例会に出席をする。会社の行事があっても、その日はロータリーがあるから会社の行事を違う日に替えてロータリーを優先していたような気がいたします。  それが、私達にはあまり理解出来なかったものでした。自分がロータリーに入ってみると父親は仲間と1週間に1回は会いたいですとか、あるいは仲間とたまに飲んで色々な異業種の話を聞きたいという思いたのだ思います。ロータリーへの思い、それが少しずつ自分の生活になって来ているような感じがいたします。もう少し頑張ってみたいなと思っております。

     

     

    ◇野寄 豊文 会員

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    私は昨年の4月に前任の紺野の方から引き継いで千歳RCの会員として入会させいただきました。皆様の温かいお声掛けのもとに何とか1年間やってこれました。入会して、特に「四つのテスト」に非常に感銘を受けております。

    私は、九州から昨年北海道に赴任してきましたが、赴任して様々な経験をさせていただいています。週末しか暇がありませんが既に8千Km位、道内を車で走り回っています。北海道を何とか満喫しようと思って色々な場所を回っています。私は、北海道の方は非常に心温かい方ばかりがいる土地だなと感じております。現在、札幌に住んでいますがなぜ千歳に住まなかったのかと悔やんでおります。これからもよろしくお願いいたします。

     

    ◇斉藤 えみこ 委員長

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    Q:「職場では、どのような職業奉仕をしていますか?」をお伺いしたいと思います。まず佐々木社長にお伺いします。丸駒温泉の4代目にして、昨年開業100年目を迎えられましたが100年続いた大きな理由は何処にあるのでしょうか。

     

     

    ◇佐々木 義朗 会員

     

    STVラジオの「北海道百年物語」というラジオドラマで30分間丸駒温泉を放送していただいています。私は今年で54歳になりますから、丸駒温泉に生まれて丸駒温泉の歴史102年の内54年を丸駒に携わっていますのでほぼ半分は家業に接していたと思っています。

     

    私が生まれた頃は、丸駒温泉までは車も通ってなく支笏湖の対岸の支笏湖畔からは船で1時間ぐらい掛けないと行けない場所でした。佐々木家の先祖にはずっと子供がいない家系でしたから生まれて育ったのは私が初めてということです。小学校2年生までは丸駒にいまして小学校1年生の時は冬の半年間は交通の手段が無く学校に行けないそんな生活をしていました。その時代はなかなか千歳市街の方々との交流機会が全く無くてそのままでしたらおそらく父親も井の中の蛙で終わってしまったと思います。

    ご縁がありまして千歳青年会議所、千歳RCに入ってからは,父親曰く「視野が広くなってこの丸駒が今やっているのも地域の活動に参加をさせてもらっているからだ。」と常日頃言っておりました。そういったカタチで100年やってこられたのかなと思います。

    私の時代は、お腹が空いたと言えば何でも食べられる時代でしたし物を買って欲しいと言えば最終的には買ってもらえる様な時代でしたから、自分としては裕福な時代に育ったとは思っております。ただ開業して100年もやってきたというのは、地域の方々に支えられているという事が大きいと思います。

     

    支笏湖温泉は人口が少ないので今から25年位前に私が丸駒温泉に戻ってきたときには、社員は夫婦者あるいは子供がいる方々を優先的に集めて地元の学校の人数を増やすという経緯がありました。

    その頃は景気も良かったので、それが出来たのですけれどもそういった社員が今はPTA会長を務めたり、いろいろ地域で活躍しています。そういった点では、地域と一緒に手を携えてやってきたことで100年やって来れたのではないのかなと思います。

     

    職業奉仕に関しましては、やはり感謝の気持ちを忘れないことが一番であります。「四つのテスト」の「みんなのためになるかどうか」ということだと思います。相手に対して自分と会社がみんなのためになっているのか、相手のためになっているのかという問いかけを常に行っていたということが大きいと思います。

     

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    ◇野寄 豊文 会員

     

    当社はキリングループのロジスティクス株式会社という会社で全国で約1000名強の従業員がいます。ご存じの通りキリンビール若しくはキリンビバレッジの商品をメインで扱わせて頂いている会社でキリンビールの機能分担会社ということで設立されている会社です。2000年に合併して今年で17年目を迎える会社です。それまでは各工場に携わっていた運輸会社が2000年に合併して今に至るわけですが全国で1日に4千台から6千台のトラックを動かす配送等を行っている会社となっています。

    業務内容としてはお客様からの受注から数量の確定、出荷、納品する業務をメインにやらせてもらいまして、このキリングループの納品とそれ以外の仕事の割合が全国で約7割、約3割がキリンビール以外の商品です。例えば米、麦、鉄骨、タイヤこういうものを運んでいる会社です。企業方針はみんなに公平とか、心より友情を深めるとかあります。弊社で出来るのは、物を運ぶということですのでお客様から信頼を得て我々が商品を運ばせていただくというのが我々の一番大きな仕事になっていますが、それ以上我々が出来る事はお客さんとお客さんを結ぶ、こういったところを本来の仕事とは関係なく取り組んでいます。一緒に良い生活をおくるためという職業を通じての職業奉仕という活動をやっています。

    お客様とお客様とを結びつける活動を日頃からやっていこう、搬送事業も商売ですから営業面もやっており信用を大切にしている会社です。

             

     

    Q:  続いて去年12月の大雪についてお話をお伺いしたいと思います。

     

     

    ◇野寄 豊文 会員

     

    北海道に来て初めての冬を迎えるわけですけれども、昨年12月22日から北海道でドカ雪が降ったその時は東京に出張に行っていました。それから九州に帰省し24日に札幌に戻ろうと思い九州→羽田→新千歳空港と飛行機を乗り継つぎ、午後8時半羽田空港出発の飛行機を予約したのですが、実際に飛んだのは夜10時半、新千歳空港に着いたのが夜中の12時を回っていました。

    空港から出られない、帰れないんですね。電車がありません。ということでタクシー乗り場に行くと約300人位並んでいました。それでバスに乗ろうと思ったら着いた飛行機毎で乗るようになっていたので、係の方に聞くと私が乗る順番まではあと2,30台先ですと言われました。それからまた、外で1時間タクシーを待っていたのですが並んでいる列が10メートルしか進まなかったのでもう1回空港内に戻って待っていました。毛布を1枚だけお借りして一晩泊まりました。こういう経験をさせていただきました。私が泊まっていたときは2千7百人位、その前日は6千人位です。次の日迄泊まっていた方もいらっしゃって皆さんご存じの通り隣の国の方が騒いでいたという話が出ていましたけれども非常に気持ちは分かります。翌日の日曜日は始発のJRで無事に札幌に帰ることが出来ました。こんな経験をさせていただきました。

     

     

    ◇佐々木 義朗 会員

     

    実は、天災による交通障害によってお客様が帰れなくなったり来られなくなったりするケースは、過去に霧が出て欠航になったというケースが結構ありました。そういうときは比較的飲食店が潤ったりすると思います。今回も空港内のコンビニから食べる物がほとんど無くなった聞いております。昔はよく飛行機が飛ばないときに帰れない方が泊まりに来ていらしたのですが、今は空港で毛布を貸すなど色々と手厚い事をしていただいているものですから宿まで来ないということがあります。この前の3連休は、約150人の宿泊キャンセルがありました。あのような天災の場合は、お客様が空港のカウンターでゴネルとゴネ得といいますかエアラインは誠意を以て対処してくれるので優先的にそういうお客様から色々と扱ってもらえたという事が昔はありましたが、今は「公平さ」ということでみんなに毛布を貸し出したりする様です。

    私が聞いた話では、今回の件で一番儲かったのはクリーニング店ではないかということでした。毛布4千枚を数店のクリーニング店に持っていったということで、そこが一番儲かったのではないかという事を言われました。そういった意味では、お客様に対するサービスの中身も昔とはだいぶん変わってきたのかなというのがこの3日間の大雪で感じたことです。

     

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    ※最後に、地区の職業奉仕委員であります福田PCより講評をお願いします。

     

     

    ◇福田 武男 PC

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    皆さん、こんにちは。先程は2510地区ガバナー推薦する件にご承認頂きましてありがとうございます。

     

    お二人の職業奉仕はとても私に出来ることではありません。一般論をお話ししますと先程の「四つのテスト」に4つもあるとわかりづらいと思います。簡単な1つのテストがあります。それは゛Is it good for People?゛「人々にいいことかどうか」があります。要するに、人々とは職業上の相手かもしれないし、職場の働いているスタッフかもしれないし、地域社会の人々かもしれないそういった周りの人達全体にいいかどうか。「四つのテスト」の最後にあります「みんなのためにいいかどうか」だと思います。それと同じ様に、みんなのためにいいことであれば良いということです。だから、“Is it good for People ?”、「人々にいいことですか?」という一言で四つのテストは良いのかもしれません。4つも覚えるのが大変だったら「全ての周りの人にいいか?」と考えれば良いと思います。

     

    ロータリーの職業奉仕というのは、非常に堅い話でわかりづらいです。わかりづらいですから一言だけ言いますと、それはロータリーはロータリーの理論、ロータリー哲学がありその上で「奉仕の理想」というものを自分の生活で実践しなさいということなのです。皆さんがお持ちの会員名簿手帳の1ページに「ロータリーの目的」がありますが上段の2行これが本文なのです。2行しかないこの文章の中でわかりづらいところが有るのです。何故わかりづらいかというと英文で言うと“Enterprise”という言葉を事業と解釈しています。私は、ロータリーの友に投稿したことがあり面白いということで採用されましたが“Enterprise”  は活動だと考えると非常に意味が通じるのです。わかりやすく言うと「生活の全てにロータリーの心、ロータリーの理想、思いやりの心」それを実践しなさい。家庭でも職場でも地域でも何処でもロータリーのこの思いやりの心、相手のことを思いやる心それを実践しなさいと言っているのです。そして、それだけではあまりにもわかりづらいので、4つの説明文がここに付いているということになっています。ですから、ロータリーの職業奉仕をやっていますと言っても相手方には見えないのです。

     

    最近亡くなった〔渡辺和子さん〕の話にもあるのですが、一つのスプーンを置くその事でシスターに叱られたという話があります。シスターがあなたはどういう気持ちで、そのスプーンをテーブルに置いていますかと聞いたら、スプーンを置いた本人は何も考えていなかったと答えたのでシスターに怒られたというのです。どうせ置くのならば、一人ひとりのお客様のことを考えて幸せを祈りながらスプーン一本箸一本を置きなさいということなんのです。ですから人が見たってわからないんです。誰の職業奉仕でも周りでわかるものではないと思います。

     

    最後に、千歳RCや地区で余りにも理論ばかりが盛んに言われていますけれども実際はどうなのかと言われたら、なかなか一言では言えないと思います。ですから是非、私も自分を含めてロータリーの職業奉仕、自分の職業では何をやっているか人に言える様なことはあるかという事を問いながらこれから行ったらどうかなと思います。基本的に入会のときに多くのクラブは、新入会員にあなたの職業とロータリーの職業奉仕を関連づけて一言いいながら「イニシエーション・スピーチ」をしなさいというところが多いらしいです。我々もベテランといえども自分の職業とロータリーの職業奉仕を考え、自分で日頃何をやっているかと問いながら例会に来てお互いに切磋琢磨すればいいのかなと思います。ありがとうございます。

     

    〔渡辺和子/ベストセラー『置かれた場所で咲きなさい』の著者で、学校法人ノートルダム清心学園(岡山市)の理事長〕

     

     

    ※今日の 座談会形式の卓話これで終わります。ありがとうございました。