• 8月8日(木) ロータリー情報・定款細則委員会より

    ロータリー情報・定款細則委員会 村田 研一 副委員長

    委員会報告(村田副委員長)

    「クラブ・バナーの交換について」

     多くの口一夕リークラブの多彩な伝統の一つに、小さなバナー、旗あるいはペナントの交換があります。ロータリアンが遠くの地方に旅し、各地で欠席をメークアップする時、友愛の印として交換する為のバナーを持参します。多くのクラブは、受け取った色とりどりのバナーを、クラブ例会や地区の行事等で展示や飾りに使用します。

     1959年、RI(国際ロータリー)理事会は、こうしたバナー交換の人気の高まりを認識し、バナーのデザインをクラブの地元、地域社会や国を明確にかつ豊かに表現するものとするよう、参加クラブに奨励しました。バナーにはそのクラブの領域を示すような絵やスローガン、デザインを含める事が推奨されています。

     多くの訪問者がメークアップに訪れ、バナー交換を希望する人気のある地域では特に、こうした交換によって財政的な負担が掛かるクラブもある事を理事会は認識していました。あらゆる場面で、クラブはバナーの交換には良識を働かせて節度を守り、こうした財政的な負担の軽減の為にもクラブ本来の奉仕活動に支障をきたさないよう、注意を払う必要があります。バナーの交換は大変楽しい習慣です。特に、その地域社会の自慢の種について興味深く物語っているような独創的で芸術的なバナーであれば、なおさらです。バナーの交換は私たちの国際的な交流を示すシンボルとしての役割も果たしているのです。

     第2510地区のガバナー月信で、地区内ロータリークラブのバナー紹介をしています。7月号には札幌真駒内、室蘭、苫小牧北、長沼、恵庭、千歳の6クラブのバナーが掲載されています。千歳の説明文は、次の通りです。バナーは右が白、左が青の地に二分されています。空港都市として発展する千歳の「空の青と雲の白」、あるいは北国・千歳の豊かな大自然を象徴する「支笏湖や千歳川の水の青と雪や氷の白」を連想させる清く若々しく発展する地域性をイメージしたと考えられます。青地の部分には、支笏湖を従えて噴煙を上げる樽前山と、新鋭機ボーイング727型機が描かれています。力強く発展する勢いを、噴煙たなびかせる樽前山と真っ直ぐ上昇する新鋭機で表現したものだったのでしょう。バナーの下部が2つに分かれているのも、機体両側のジェットエンジンや翼をイメージさせています。

    千歳RCバナー

    ※上記で説明されている、千歳RCのバナーです。 (クリックすると拡大します。)

     次に「笑顔」についてお話をしたいと思います。笑顔の人を見ると、私達はその分だけ楽しい気持ちをもらいます。しかしながら、人生には楽しい事ばかりあるとは限りません。苦しい事や悲しい事もあります。そして仕事や生活も、いつもうまくいく訳ではありません。他人との心のすれ違いもあります。とりわけ、昨今の日本では色々な理由で苦しんでいる方が多いと思います。だからこそ笑顔が大切であります。『微笑んで』前向きに生きる事で、私達は明日へと挑戦する勇気をもらいます。たとえ作り笑顔でも、物事をより良い方向へ、と解釈する事も出来ます。

     さて、アメリカやハワイに旅行した時など、見知らぬ人が《ハ~ィ》《アロハ~!》と呼び掛け、微笑んでくる事を経験した事は無いでしょうか?たとえ作り笑顔でも他人に微笑を見せる事で、自分自身の気持ちもアップします。アメリカ人が基本的に楽天的であり続けている背景には、見知らぬ人にも目が合うと【微笑み】掛ける文化があるからです。

     そこから、ロータリークラブも『どこで会ってもヤァ~ッと言おうよ』という言葉が来たのではと感じました。その点、日本人は少し真面目過ぎると思います。アメリカから来た友達にパスポートや免許証、ロータリーの手帳を見せると「なんで微笑まないんだい?」と不思議がりました。私達日本人には公式な書類に使う写真は真剣な顔をして写っていなければならないという「思い込み」があると思います。もっと自由に発想した方が良いと思います。

     我々ロータリアンも本日より微笑みながら仕事や家族の事など、人生を送っていきたいと思います。そして、最後に我々は何事も出来ると信じて挑戦し続けようではありませんか。

     以上で終わります。ありがとうございました。