• 1月21日(木) クラブ奉仕委員会卓話

    クラブ奉仕委員会 喜多 康裕 委員長

     

    卓話

     

    皆さん、こんばんは。夜間例会なので楽しい卓話を、という事でしたので、難しい内容も一応用意はしてきたのですが当初のままで卓話を進めさせていただきます。今回の卓話は~スーパーカーの世界へようこそ~と題して卓話を行います。私たち40代後半はまさにスーパーカー世代な訳ですが、現代の若者の車離れに対して非常に寂しく感じております。本日の資料も当社の25歳の社員に手伝ってもらったのですが、全く興味なさげでした(笑)。今日は大人のたしなみという事で、スーパーカーの世界を皆さんと楽しみたいと思います。私自身、本当はイギリス車が好きなのですが、まずはとっかかりとしてイタリア編を紹介したいと思います。

     

    ※本日はフェラーリとランボルギーニの沿革や紹介がなされました。それぞれ時代と共に洗練され、開発されてきた魅力的な車について、喜多委員長の思いと共に熱く紹介されました。

     

    ◇フェラーリ編◇

     

    1.歴 史

     

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    ※1929年より現在までのフェラーリの沿革です。クリックしてご覧下さい。

     

    補足説明:フィアットグループはフェラーリ、マセラッティ、アルファロメオ、ランチァ、デトマソを抱えています。大衆車のメーカーがスーパーカーなどの少数のお客様に好まれる様な会社を買収してきているというのが現在の自動車業界の現状です。スーパーカーでは商売は成り立たないのかもしれないですね。

     

    2.フェラーリ・クラシケ

     

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    補足説明:この制度には賛否両論があります。フェラーリとしての証明がしっかりなされる反面、その証明に掛かる費用が多額な為、そのような証明は必要ないという声もありますが、売買する際にはこのクラシケは非常に有用です。

     

    3.世界におけるオークションの動向

     

    クラシックモデルについては億超えが当たり前で、近年の最高額は約50億円という状況です。スーパーカー雑誌などを見ますと、現在フェラーリは日本国内には殆ど無く、中国や北米、ヨーロッパなどの諸外国に買われているそうです。

     

    4.中古車販売

     

    世界経済の好調さからか高騰が続いています。

     

    5.現行車種一覧

     

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    6.過去の主な車種

     

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    ※206/246 ディーノ(1968・69年:V型6気筒)です。エンツォ・フェラーリの亡くなった息子さんのあだ名を付けた車で、フェラーリとは本来別ブランドであり、フェラーリマークもなし。ただ、現在流通している車には持ち主が付けたのかフェラーリのマークが付いているようです。20年前は800万円程で売りに出ていましたが、今は5,000万円出しても買えない位の価格だそうです。

     

    ここからは、これまでのフェラーリの歴史を彩ってきた数々の名車の紹介です。

     

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    ※写真中段中央の250GTO(1962年)がオークションで50億円の値段で落札された車だそうです。

     

    7.スペチアーレ(限定生産モデル)

     

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    ※写真左、F40(1987年)は40周年記念車で当時の価格は4,650万円、現在は2億5千万円もの値が付くそうです。その右のF50(1995年)は50周年記念車で当時の価格は5,000万(限定349台)、中央の写真はエンツォフェラーリ(2002年)55周年記念車で当時7,850万円(限定399台)中古でも1億はくだらないとの事でした。右の写真はラ・フェラーリ(2013年)で価格はなんと1億6千万(限定499台)だそうです。

     

    ◇ランボルギーニ編◇

     

    1.歴 史

     

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    ※同じく1962年からの沿革です。クリックしてご覧下さい。

     

    補足説明:現在ランボルギーニはフォルクスワーゲングループの傘下です。フォルクスワーゲンはランボルギーニ、ポルシェ、アウディ、ベントレーを所有しています。

     

    2.世界におけるオークションの動向

     

    フェラーリと同様、億超えの車が続々と誕生しています。

     

    3.中古車市場

     

    値落ちが小さく堅調に推移しています。

     

    4.現行車種一覧

     

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    5.過去の主な車種

     

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    ※写真中央の右側に写っているのが言わずと知れたキングオブスーパーカー、カウンタックです。

     

    6.限定生産車種

     

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    ※写真左のイオタ(1969年)は上記カウンタックの写真左側に写っているミウラの改良版だそうです。写真中央レヴェントン(2007年)は限定20台で価格は1億6千万円、右側の写真はヴェネーノ(2013年)で限定3台、価格は3億6千万円との事です。発売後、即完売したとの事ですがどんな方が購入されているんでしょうか。

     

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    「本日ご紹介したのはほんの一端で、世界にはまだ沢山の車があります。次の機会にはまた違う国の魅力的な車の紹介をさせていただきます。」と話して締めくくった喜多委員長。車に対するその熱き思いは更なる高みへ、という所でしょうか。(笑)次回の紹介を楽しみにしています。