• 3月10日(木) 会長挨拶

    沼田 常好 会長

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    皆さま、ご苦労様です。本日の例会場は大変高く、景色の良い所で例会を行うことになりました。場所が変わればまた良いものだなと思います。

     

    平成29年4月に今の消費税の標準税率が10%(国:7.8% 地方:2.2%)に予定では引き上げられます。そして、外食と酒類を除く食料品と一定条件を満たした新聞に軽減税率8%が導入されます。

     

    時々、新聞等に出てきます「インボイス制度」という言葉がありますが、軽減税率の導入から4年経過の平成33年4月に「インボイス制度」が導入されます。これは欧州で行っている制度ですが、「インボイス制度」は、仕入れにかかる消費税等の金額を売り手が発行する「適格請求書」又は「適格簡易請求書」に記載されている税額のみで計算する方法です。この制度では、原則、「適格請求書」又は「適格簡易請求書」が無ければ、売上にかかった消費税等の金額から仕入れにかかった消費税等の金額を引くことが出来ません。

     

    そして、このインボイスを発行できるのは、適正請求発行事業者として登録番号の指定を受けた課税事業者に限られます。免税事業者は適正請求書等を発行することはできません。このことは、免税事業者から仕入れた消費税等の金額は、売り上げにかかった消費税等の金額から引くことはできません。これは経過措置が設けられるそうですが、売上等による消費税を免除されている商店から適正請求登録業者は商品を仕入れることが出来なくなります。多くの商業者が消費税を払わざるを得なくなっていく方向に進んでいくかもしれません。

     

    次は、会員の動静ですが、当クラブの会員でキリングループロジスティクス株式会社 北海道支社長であります紺野富士夫さんが会社の人事異動で転勤になります。大変残念ですが、今月いっぱいで東京に転勤となります。短い期間でありましたが大変ありがとうございました。今日の例会よろしくお願いいたします。