• 5月25日(木) 会長挨拶

    大西 信也 会長

     

     

     

    皆さん、こんにちは。5月20日の移動例会(花見)に出席できず、申し訳ございませんでした。天気が良く、絶好のビール日和で何よりでした。

     

    私は獣医師会の立場で千歳市役所の担当者と市内を回りながら、16時頃まで狂犬病ワクチン注射接種をしていました。健康な犬にワクチン接種をするので、飼主がしっかりと犬を保定しないと犬が暴れて四苦八苦します。「うちの犬は大人しいよ」という犬にかぎって、注射をしようとすると唸りもせずに、急に噛みついてきます。それを敏感に察知しないと、犬に噛まれてしまいます。

     

    ワクチン接種するときの私のポリシーは、「犬の首の後ろに注射を打つ」ことです。抵抗する犬でも、できる限り、首の後ろに注射をします。なぜなら、犬にとって首の後ろが一番痛くないところだからです。しかし、首の後ろへの注射は犬が振り向いて噛むので、飼主がしっかりと保定していてくれないととても危険です。

     

    経験が浅い獣医師は、飼主が保定していても噛まれることを怖がって、犬のお尻に注射を打ちます。お尻の方が噛まれる危険が少ないからです。しかし、お尻に注射を打つと犬は痛がり、次回のワクチン注射の時からは暴れる犬になってしまいます。私はそういう犬を作りたくないのです。どうしても暴れて手におえない犬は、私の神の技でお尻に注射を打ちます。道端でワクチンの集団接種をするのは本当に大変です。今回も犬に噛まれずに無事に終了しほっとした次第です。

     

    5月12日の千歳民報に「バイファ、9月で事業終了」という記事が載りました。残念でなりません。バイファという会社は「遺伝子組み換えヒト血清アルブミン製造」をしていました。平成10年8月に千歳市に会社が移転し、平成11年10月に操業開始、社長は薬剤師の大村孝男さんでした。大村社長は平成11年8月に千歳RCに入会しています。大村社長は千歳RCに6年間、在籍していただきました。その間、地区財団増進委員会の委員長を務められ、ロータリー活動に熱心に取り組まれておりました。

     

    大村社長が転勤された平成18年1月には、後任として森本裕紀さんが千歳RCに入会されました。森本社長は千歳RCに2年間の在籍でした。森本社長は転勤されてからも、毎年、夏に千歳に来て、ロータリーの仲間とゴルフを楽しんでいます。夜の宴席は私も参加し懇親を深めています。

     

    バイファの記事を読んで、大村社長、森本社長を思い出しましたので、お二方のことをお話しさせていただきました。では、本日もよろしくお願いします。