例会報告

第13回(通算2519回)通常例会開催報告 ガバナー公式訪問

日時:2018年10月25日(木) 12:30~13:30
場所:ANAクラウンプラザホテル千歳 例会場
プログラム:通常例会  ガバナー公式訪問
担当:三役

  

 

本日の例会はRI第2510地区ガバナー小山司 様(札幌RC)が千歳RCを公式訪問され、例会にご出席していただきました。
小山ガバナーの卓話では、ケプロン先生、クラーク先生の話から始まり、札幌農学校(現北海道大学)の1期生である佐藤 昌介男爵が初代札幌RC会長であったことなど、貴重なお話をいただき、ロータリーの歴史について学ぶことができました。最後に「2020年の日本ロータリー100周年に向けて次世代へのバトンタッチが必要」と強いメッセージがありました。

 

◇会員紹介 司会:職業奉仕委員会 稲川 和伸委員長

甲斐くり子会員(ラウンジバー ボルス経営者)



 

川端 清会員(有限会社 川端 代表取締役)



 

喜多 康裕会員(有限会社 千歳スポーツ 代表取締役)



 

◇進行:SAA・プログラム委員会 羽生 伴子 委員



 

◇国歌、ロータリーソング「奉仕の理想」斉唱



 

◇四つのテスト:クラブ会報・公共イメージ・雑誌・IC委員会 尾野 教仁委員



 

◇友情の握手タイム

お客様紹介

斉藤 えみこ副会長

 

こんにちは。本日のお客さまをご紹介させていただきます。
国際ロータリー(RI)第2510地区ガバナー 小山 司様
第7グループガバナー補佐 斎藤 茂生様

会長挨拶

今野 良紀 会長

 

皆さん、こんにちは。「出会いは人生の宝物 ロータリーを通して人間力を磨き合おう」。本日は、国際ロータリー(RI)第2510地区の小山司ガバナー、第7グループ斎藤茂生ガバナー補佐をお迎えしての第13回例会「ガバナー公式訪問」でございます。

改めまして小山ガバナー、第7グループガバナー補佐の斎藤様、ようこそおいでくださいました。

 

きょう午前10時から会長・幹事・会長エレクトと懇談会を終え、その後のクラブ協議会では活発な意見交換を執り行いました。その中で小山ガバナーからは「非常に千歳は素晴らしい」とお褒めの言葉ばかりを頂きました。特に分収造林の活動について非常にお褒めを頂いたところです。健康委員会があることも珍しいと言っていただきました。

 

さて、10月20、21日は第2510地区大会(札幌)でありました。その地区大会に会員の皆さまのたくさんのご登録、ご参加をいただき感謝申し上げます。この地区大会では、RI会長賞を千歳セントラルロータリークラブが今年も連続受賞し、同じ千歳地域の仲間として非常にうれしく思っています。

 

わがクラブも会員増強賞・第3位の表彰を受けました、滝沢順久直前会長の時の功績でございます。皆さま方のご協力に感謝申し上げます。来年は千歳で地区大会があり、福田武男ガバナー(現在ガバナーエレクト)が藤川俊一会長(同会長エレクト)にRI会長賞、そして会員増強賞を渡すシーンを毎晩、夢に見ております。どうぞ、よろしくお願い致します。

 

地区大会の中で次年度開催地代表ホストクラブの会長あいさつを私が行った際、次の地区大会の日程は2019年10月4、5日の金・土曜に開催し、午後3時には全てのプログラムを終了するとお伝えしました。遠路からお越しの方々は早く帰れますよ、ということですが、しかし、できればもう1泊、千歳の素晴らしい観光資源の中にある丸駒温泉に泊まっていってくださいと、宣伝を交えたごあいさつをさせていただきました。

 

すると何と次の日、前田浩志幹事が電話で声を震わせながら、「会長のあいさつのせいで大変なことになりました」というのですね。「あの素晴らしい愛について」記念講演をされた、きたやまおさむ先生(作詞家、精神科医)が丸駒温泉に行ってくださったそうです。来年10月5日は第2510地区の方々が何百人も丸駒温泉に行くかもしれません。どうぞよろしくお願いします。

 

最後にロータリーサンタの企画に際し、私の予測は皆さんに思いっきり裏切られました。本当にこんなに皆さんからご理解をいただき、協賛していただけるとは夢にも思っていませんでした。現在、73口も頂きました。予算的には十分足ります。次年度、さらにその次の年度へとしっかり皆さんの思いをつなげてまいります。皆さんの浄財をしっかりと守り、報告し、実行に移していきますので、どうぞよろしくお願いします。

 

そして小山ガバナー、本日は最後までよろしくお願い申し上げます。

RI第2510地区ガバナー 小山 司  様 挨拶

小山 司  ガバナー

 

本日はガバナー公式訪問ということで、参加させていただきました。最初に先の地区大会はたくさんの方々にご出席いただき、皆さま方のご協力で好評のうちに終わることができました。初日の指導者育成セミナーでは、当クラブの吉岡毅さんにパネリストとして参加いただき、これからの青少年奉仕活動をどのようにしていくか、ローターアクトをどう育成していくか、等々をテーマに非常にいいパネルディスカッションとなりました。

 

吉岡さんはローターアクトからロータリアンへの流れをつくった代表的な人ですけれど、そうした方を育成された千歳RCの大きな功績だとも思います。きょうの会長・幹事懇談会、クラブ協議会で得た学びを、私として今後、参考資料として他にお伝えすることができますことは、千歳RC訪問の最大の収穫でございます。皆さま方に心からお礼申し上げる次第です。どうもありがとうございました。

斎藤 茂生 第7グル-プガバナ-補佐 挨拶

斎藤 茂生 第7グル-プガバナ-補佐

 

恵庭RCから出ております、ガバナー補佐の斎藤でございます。きょうは第7グループとしては最後のガバナー公式訪問となります。これで自分もガバナー補佐の役目の半分は終わったかなと思っております。先ほどのあいさつで小山ガバナーは、少し褒め過ぎではないかと思うくらい当クラブを褒めておりました。これは取りも直さず今野会長の力説が功を奏したと思います。これから来年に向かって頑張っていこうということでございます。よろしくお願いします。

幹事報告

前田 浩志 幹事

 

皆さん、こんにちは。第11回幹事報告をさせていただきます。

 

1.職業奉仕委員会の稲川和伸委員長と10月17日、千歳商工会議所主催で11月22日行われる優良従業員表彰・永年勤続表彰の選考会議に参加し、千歳ロータリークラブ会長賞 を受賞予定の5名の選考をしてきました。

 

2.10月19~21日に第2510地区大会(札幌)に参加してきました。来年の地区大会は当クラブがホスト役を務めることになります。これから実行委員会等が結成されることになると思いますけれども、メンバー一丸となって地区大会の準備、運営にまい進していきましょう。よろしくお願い致します。

 

3.昨晩(24日)は千歳ローターアクトクラブの定例会に8名で参加してきました。アクトメンバーも会員増強が進み、定例会には16名が参加の上、新入会員を含めてあいさつ等をしていました。今後も当クラブとして活動をサポートしていきたいと思っておりますので、さらなる参加の方をよろしくお願いします。

 

4.本日の例会前に社会奉仕委員会の方で回らせていただきましたが、「ロータリーサンタちとせ」事業に対する協賛金に数多くの賛意をいただき、誠にありがとうございました。現在までに50名を超える会員から協賛金を頂きました。事業の成功に向けたモチベーションがさらに上がっております。12月には保育園を回り、全部で2000名ぐらいの子どもたちにプレゼントを届けられればと思っております。社会奉仕委員会を中心にやりますが、人員的なサポートの方も今後、よろしくお願いいたします。

 

5.後ほど委員会報告でありますが、北海道胆振東部地震に関わる義援金のお願いを改めてさせていただきます。こちらの方のご協力もよろしくお願い致します。

 

6.本日の例会後、理事会を開催します。理事の皆さんはご参加をよろしくお願いします。

委員会報告

◇指名委員会 浅利美恵子委員長

こんにちは。先日の例会で会長ノミニーの選出について立候補者がいなかったため、指名委員会による選出となりました。千歳RC定款細則第2条、4条、5条にのっとり、指名委員を選出しました。メンバーの発表をさせていただきます。

 

佐藤 秀雄パストガバナー

五十嵐 宏パスト会長

玉山 敬吏会員

五十嵐桂一会員

村松 繁克会員

武石 考司会員

それと私の7名で選考することとなります。本日の例会後、当会場で第1回委員会を開催しますので、お集まりください。

 

◇社会奉仕委員会 宮川 浩一委員長

国際ロータリー第2510地区から北海道胆振東部地震の義援金についてお願いが来ております。後ほど皆さまのテーブルを回らせていただきますので、ご協力をお願い致します。

ガバナー卓話

◇地区ガバナー卓話 小山 司ガバナー

  

 

卓話の前に一つご紹介したいことがあります。それは1920年10月20日に東京ロータリークラブ(RC)が創立し、2020年に100周年を迎えます。ということは日本のRCが100周年の節目の年となります。そのため記念実行委員会が既に活動を開始しており、その一つがロータリー活動の現況を知るという意味で昨年、実行委が行ったアンケートであります。その結果は「ロータリーの友」11月号に掲載されており、「異業種の交流が深まった」「生涯の友を得た」といった、本来のロータリーが目指すところの目的が十分達成されているという結果でした。同時に100年という歴史の中で「活動がマンネリ化している」「会員数が少ない」「女性会員がまだまだ不十分である」など改善すべきことも明らかになりました。これからのロータリー活動を考えるに当たって、再度、アンケート結果をご覧いただければと思います。

 

また、ここに置いてあるのは「日本のロータリー100年の鐘」で、東京RCと実行委員会の費用折半で共同作製し、国内34地区にそれぞれ寄贈されました。ゴングと木づち、台座がセットになっており、台座には第2510地区69クラブの名前が設立順に刻まれています。千歳RCは32番目。このゴングは基本的にガバナー事務所に保管させていただきますが、今後、地区大会の点鍾に使う方向で考えています。重さ10㌔ぐらいあり、持ち運びが大変ですが、ガバナーにお願いしたいと思います。

 

今年は北海道150年の節目にも当たります。こういう周年行事のときは、先人たちの功績によって受け継いだ組織を、われわれがさらに発展させて次世代につなぐということを再認識し、今後のロータリー活動の中にその思いが息づくようにしていく責任があるということを自覚させられる年でもあると思います。

 

きょう千歳RCのご紹介を受け、非常に内容のある、しかもメニューの豊富な活動をしていることを学び、感動しました。特に分収造林の活動は、アカエゾマツを植えて今年が27年目で、80年がたつと完成。材質の良い木材ができ、大きな事業を展開できるような収入につながってくるということでした。この中に80年後の成果を確認できる方が何人いるかということもありますが、まだ生まれてもきていない人に対し、その成果につながるような奉仕活動をしているスケールの大きさに一番感動しました。

 

国際的に有名な奉仕家にウォーレン・バフェット氏という方がおられます。世界のお金持ちランキングでも必ず、上位3位ぐらいまでに入っている米国でも有名な資産家ですが、彼の印象的な言葉の中に「今、この木陰で涼むことができるのは、かつて誰かがこの木を植えてくれたおかげだ」という意味のものがあります。そのことからも千歳RCの分収造林事業は、まさしく次世代につなげるスケールの大きい事業であるという評価ができると思います。

 

歴史の節目に当たるということなので、いま一度ロータリアンとしてロータリーの歴史を振り返ってみる価値があるのではないでしょうか。ロータリーの創設者ポール・ハリスは米国ウィスコンシン州ラシーンの生まれですが、両親の事業が立ち行かなくなり、3歳の時にバーモント州のウォリングフォードという小さな町に住む祖父母の所に引き取られ、養育されたということです。彼の祖父はニューイングランドに入植された英国清教徒を祖先とする方で、そのニューイングランドで育ったことが人格形成に大きな影響を受けたと言います。宗教の自由や良心の自由を求めてニューイングランドに入植し、そこはカナダに一部国境が接するようなところで、気候も風土も非常に北海道と類似した条件の中で育ったということができると思います。そこで培われた勤勉、質素、資質という気風、あるいは厳しい生活の中で人々のまさに優しい教育をポール・ハリスが受け継いだことが、ロータリーの創設にも関わってきたと、彼の伝説的な書籍に書いています。

 

シカゴロータリーの創立は1905年ですが、彼は1900年に友人の家に呼ばれて、夕食を済ませた後、郊外を散歩している時にその友人が町の人と親しく会話している姿を見て、同国のRC創設をインスピレーションとして1900年に持ったということが記録されておりました。

 

北海道の開発は官主導、政府主導の中でホーレス・ケプロン氏(元米国農務長官)が大変貢献されたことはご存じだと思います。当時の開拓使次官であった黒田清隆氏が北海道の寒冷地農業の開拓をどう進めるべきかと米国に赴き、当時のユリシーズ・グラント大統領に相談した上、懇願してケプロン氏を招聘(しょうへい)しました。ケプロン氏はニューイングランドのマサチューセッツ州出身で、トウモロコシなど北海道にふさわしい作物をいろいろ導入し、近代的な農業を導入しました。4年の勤務でしたが、札幌農学校の設立にも携わり、完成を前に帰国となったため、自分の後任として推薦したのが、有名なウィリアム・S・クラーク博士でした。クラーク博士もマサチューセッツ州出身と共通点があります。

 

クラーク博士は札幌農学校の教頭に就任し、校長は開拓使顧問をしていた薩摩藩出身の調所広丈氏でした。校長は札幌農学校の開設に当たり、組織やその成り立ち、学生を対象とする規則を一つ一つ丁寧に説明をされたそうです。その規則は非常に細かなもので、説明を聞いていたクラーク博士の表情は徐々にきつくなっていき、そこで彼は「私はこの札幌農学校を経営し、かつ青年の協力を得るのにこういう細かな規則は必要ない」と明言したということです。その時の有名な言葉の一つとして残っているのが「Be Gentleman(紳士たれ)」。そういう一言で十分であると言ったようなことを述べたということであります。

 

その時のエピソードがあります。彼は「私は日本のある教育者の伝記を読んで非常に感銘を受けている。それを鑑として私自身が教育者として任務を行ってきた」ということをおっしゃっていたそうです。その日本の立派な教育者とは、吉田寅次郎氏(通称)という名前だということですが、ご存じのように彼は後に吉田松陰となるのですね。吉田松陰は12、13歳の子供を対象に私塾「松下村塾」で教育を行っていたということですが、難しい年代の子供に対しても一人の人格として丁寧な言葉遣いで、丁寧な会話をし、丁寧な礼節をもって対応したということであります。それが子どもたちにどういう感化を与えたかは、明治初期の指導者に松下村塾出身の方が多かったということで、おおよそ想像できるのかなと思います。

 

一方、札幌農学校の1、2期生にも名だたる方々がおりました。彼は1期生だけを直接、薫陶されたということですけれども、2期生の中には新渡戸稲造氏(教育者)、植物学者の宮部金吾氏、宗教家の内村鑑三氏、それから港湾工学で業績を残した廣井勇氏がおります。また、1期生の佐藤昌介氏は東北大学の初代総長になった方。同時に札幌RCの初代会長になった方です。

 

ニューイングランドで始まったスピリットのようなものがポール・ハリスに伝わり、それからロータリーの創立につながったというお話を申し上げました。それがケプロン氏、クラーク博士といった方々を介して北海道農業や北海道大学、あるいは札幌RCの設立につながってきたという面もございます。そういった意味合いを持つと北海道のRCも何らかの形で、もちろんポール・ハリスを通じてということですが、同じ気候、風土を持ったニューイングランド、北の大地・北海道という厳しい環境の中で培われた開拓魂と言ってもいいような、影響を受けながらわれわれが現在のところにあるということです。

 

従いまして日本のRC100周年の節目に当たり、あるいは北海道150年という開拓の歴史を踏まえ、受け継いだRCをどのような形で発展させ、次世代の方々にバトンタッチするかという責務をこの機会に皆さんと共有させていただきたいと思います。

これをもって私の卓話の結論とさせていただきたいと思います。どうもご清聴ありがとうございました。

 

ニコニコbox

佐藤 清一 親睦活動委員

 

1.小山 司ガバナー

2.斎藤 茂生ガバナー補佐

3.佐藤 秀雄パストガバナー

4.福田 武男ガバナー・エレクト

5.今野 良紀会長

6.斉藤えみこ副会長

7.前田 浩志幹事

8.藤川 俊一会長エレクト

9.村田 研一パスト会長

10.浅利美恵子会員

11.遠藤 晴美会員

12.稲川 和伸会員

13.末廣 孝パスト会長

14.加藤 輝明会員

15.甲斐くり子会員

16.牟田 裕一会員

17.田口さつき会員

18.喜多 康裕会員

19.佐々木義朗会員

 

合計 本日48,000円 前回迄 419,000円 合計 467,000円

出席率

◇出席率報告 出席・資料管理委員会 川端 清 会員

 

今回:69.7%( 10月25日= 53/76 実数)

確定:81.6%(  9月27日= 62/76 メイクアップ含む)

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